
「菊芋(キクイモ)」をおすすめする理由


菊芋に含まれる豊富な栄養素
厳しい環境でも生命力おう盛に成長する菊芋の塊茎(イモ)には、冬を越し春に芽吹くために豊富な栄養が蓄えられます。
主成分は「イヌリン」と呼ばれる難消化性多糖類で、この「イヌリン」が菊芋パワーの源となります。自然のなかで「イヌリン」を含んでいるものは、ゴボウやタンポポなどキク科の植物に多いといわれていますが、現在わかっている植物の中で「イヌリン」の含有量がもっとも多いのが菊芋です。ほかにもミネラルやビタミンなど多くの重要な栄養が含まれています。
菊芋の成分
菊芋粉末の成分比較グラフ(独ベルリン工科大学分析値)

菊芋の粉末に含まれる成分比較です。
最も多く含まれている「イヌリン」は多糖類の一種で、果糖が30個ほどつながり、さらに最後尾にブドウ糖がくっついた構造をしています。一般には水溶性の食物繊維といったほうが分かりやすいかもしれません。
ちなみにイモ類のジャガイモやサツマイモの糖質は、デンプンが主体で「イヌリン」は含まれません。一方、菊芋はデンプンが含まれない代わりに「イヌリン」を豊富に含んでいるのが特徴です。
ドイツのベルリン工科大学で測定された、菊芋の粉末に含まれる成分の比率のグラフを見ると、実に半分以上を「イヌリン」が占めているのが分かります。自然の中で「イヌリン」を含むものは、ダリア、タンポポ、ゴボウなどキク科の植物に多いといわれていますが、現在分かっているものの中で「イヌリン」含有量が最も多いのが菊芋です。


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